作品意図
株式会社古川製作所はおもに自動車部品の生産システムなどを作る会社で、受賞した新工場のサイン計画においてまず特徴的なのは、内部から外部にかけて配置されたドットで、この施設の空間の広がり、奥行きがこのサインで生成されているところである。駐車場から、建物の入り口、そして内部に至るまで、道路面が続いているような構成は秩序ある空間を創出している。 情報という視点で見てみると、道路で見慣れた表示を使っていることがわかる。道路の路面表示は、制限速度や進行方向矢印などがアスファルトにペイントされていて、走っている車の目線から斜めの角度に見えてくる文字や矢印がわかりやすいように細長く変形した文字「長体(ちょうたい)」が使われる。そうした誰もが見た事のある文字であるが、ここでは実に細かく、オリジナル文字として美しく洗練されているのがわかる。そして、この長体文字を内部にも使っているところがユニークで、この施設のアイデンティティにもなっている。 路面表示もそうだが、1本足の道路標識の構成を取り入れた誘導サインは見たことがあるという「既視感」を利用して、空間を邪魔しない。まるで未来の標識のように記号も書体も精密にデザインされている。こうしたサインを実に計画的に、過剰にならず、ちょうど良い色彩、情報量、スケール感、施設全体がバランスよく出来上がっていることについては、とても秀逸なデザインであると言わざるを得ない。

 

作品意图
古川制作所株式会社是一家主营汽车零部件生产系统开发的企业。在其获奖的新工厂导视系统规划中,最显著的特征是通过内外空间连续布置的点阵元素构建出的空间延展性与纵深感。从停车场延伸至建筑入口及内部的空间序列中,仿道路铺装的连续设计语汇营造出极具秩序感的场域氛围。

在信息传达维度,设计师巧妙运用了道路标识的视觉基因。路面上喷涂的限速标识与导向箭头等元素,为适应驾驶者倾斜视角而采用的细长变形字体”长体”,在此被提炼转化为极具精密感的原创字形系统。这种将公共空间通用符号进行艺术化重塑的手法,不仅延续了大众认知基础,更通过细腻的细节雕琢赋予其独特的品牌识别性。

导视系统创新性地采用单立柱式路标结构,借助人们对交通标识的认知惯性实现无干扰的空间引导。符号系统与字体的精密设计呈现出未来主义特质,在色彩控制、信息密度、尺度关系等维度均展现出精准的设计把控力。整体系统与建筑空间形成完美平衡,堪称工业设施导视设计的典范之作。

 

该作品获得了日本标识行业协会 2024 SDA奖 全场大奖

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

日本,古川制作所株式会社新工厂标识系统设计 / 色部 義昭

 

作品名:株式会社古川製作所 サイン計画
作品代表者:色部 義昭
作品代表者所属:株式会社日本デザインセンター
所在地:群馬県
竣工年:202401
ディレクション:株式会社日本デザインセンター 色部義昭
デザイン:株式会社日本デザインセンター 安田泰弘
デザイン:株式会社日本デザインセンター 板倉諄哉
プロデュース:株式会社日本デザインセンター 森田瑞穂
建築設計:有限会社スキーマ建築計画
施工:関東建設工業株式会社
クライアント:株式会社古川製作所
撮影:Takumi Ota Photography株式会社 太田拓実
撮影:株式会社日本デザインセンター 岡庭璃子

 

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